訴額の計算方法と印紙額の計算

第1 訴額の計算方法

  1. 地代(賃料)相当損害金請求事件
    所有権取得日から訴状提出日までの地代(賃料)の日割計算分+月額地代(賃料)×12
  2. 建物収去土地明渡請求事件
    土地の評価額×1/2×1/2(賃料等は含めない)
  3. 共有物分割請求事件 (土地のみの場合)
    土地の評価額×1/2×1/3×原告の持分割合
  4. 共有物分割請求事件(建物のみの場合)
    建物の評価額×1/3×原告の持分割合
  5. 共有物分割請求事件(土地・建物)
    上記土地の訴額+上記建物の訴額
  6. 所有権移転登記請求事件
    土地の評価額×1/2
    建物については評価額
    ↓例外
    公衆用道路 非課税土地の場合
    近隣の評価証明書×30/100×1/2 1㎡あたりの価格×当該土地
第2 印紙額の計算と予納郵券

印紙額の計算表

予納郵便切手(名古屋地方裁判所)(令和元年10月更新)

第3 訴額の計算は裁判所に任せる
  1. 訴状を送る際に、訴額の計算は裁判所に任せるとのメモを入れておく
    予納郵券は、電子納付を利用することも書いておく
  2. 裁判所からの連絡を待つ
  3. 連絡後、指定された収入印紙を準備
  4. 予納郵券は電子納付を利用する
  5. 収入印紙を送付

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